歯ぎしりと不眠症

 

 

歯ぎしりと不眠症について

歯ぎしりは基本的に寝ている間に無意識に引き起こされる症状の一つなので、当人が歯ぎしりによる影響で不眠症になるというケースが少なくなっております。

 

しかし、起きている最中の食いしばりとは違って自分ではコントロールすることができず、リズミカルではないため、脳は噛む力によって一種の興奮状態となっているのです。

 

睡眠時にリラックスしていなければ快眠を得ることができず、歯ぎしりによって脳が覚醒した状態に移行することも十分にあり得るので、歯ぎしりが原因の不眠症には注意しなければなりません。

 

「精神的なストレスが加わる」→「歯ぎしりが引き起こされる」→「その結果不眠症に陥る」→「自律神経が乱れて更にストレスや疲れが溜まる」→「歯ぎしりの症状が更に悪化する」というように、負のスパイラルに陥る可能性があります。

 

実際に、不眠症を患ったのであれば、その病気を治すことを考えなければならないのですが、根本的な原因である歯ぎしりの改善も同時に行っていかなければならないのです。

 

大人になってから歯ぎしりが引き起こされるようになった場合、その多くは過度のストレスや疲れによって引き起こされることが多いため、普段の生活でストレスを発散させる必要があります。

 

自分では気が付いていなくても、些細なことでストレスは溜まっており、それを発散できなければ目には見えないところで蓄積されていくので、意識的に解消しなければならないのです。

 

個人に適したストレスの発散方法は異なるので、自分がリラックスできる何かを見つけ、肉体的な疲れもきちんと取り除いていれば、不眠症の症状が悪化することはないでしょう。

 

もちろん、症状が重くなれば自分の力だけで改善することができないのが不眠症なので、病院を受診してメラトニン受容体作動薬や非ベンゾジアゼピン系睡眠薬を医師から処方してもらい、快適な日常生活を送れるように努力するべきです。

 

また、歯ぎしりによる歯や顎へのダメージを少しでも減らすために、「歯ぎしりマウスガード」というグッズが販売されており、これは睡眠時に口の中に着用するものとなっております。

 

寝ている最中に無意識に外してしまうこともありますが、歯ぎしりやいびきといった症状を改善できる素晴らしいグッズなのです。

 

しかし、「歯ぎしりマウスガード」を装着していること自体がストレスとなり、不眠症の症状が悪化するという報告もなされているので、時と場合によって使い分けていかなければなりません。

 

いくら歯ぎしりによるダメージがなくなったとしても、普段の睡眠が阻害されて疲れを回復できなければ意味がないということを、きちんと頭に入れておくべきです。

 

 

 

 


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