歯ぎしりと扁桃腺

 

 

歯ぎしりと扁桃腺について

扁桃腺とは舌のつけ根の両サイドに位置しているリンパ組織のことを指し、体内に侵入するウイルスや細菌から身体を守る重要な働きを担っております。

 

ここに付着したウイルスが増殖すると炎症を起こして腫れ上がり、むず痒くなったり喉に痛みが生じたりするのです。

 

免疫力や抵抗力が弱い子供扁桃腺の腫れが引き起こされやすく、「歯ぎしりや歯並びの悪さが関係しているのではないか?」と疑問を抱えている親御さんはいらっしゃるかもしれません。

 

確かに、どちらも口内で引き起こされる症状ですし、歯ぎしりが扁桃腺の肥大を誘発しているのではないかと考えるのは不思議ではないのです。

 

しかし、扁桃腺の腫れと歯ぎしりには特に関係性はなく、お互いに影響を及ぼし合っているとは考えにくくなっております。

 

そもそも、歯ぎしりは年齢や性別に関係なく誰にでも引き起こされる症状ですし、軽度ならば無理に治療したり対策したりする必要はありません。

 

特に、10歳までの子供の40%は歯ぎしりを寝ている時に行うと言われており、噛み合わせのバランスを取っているのが大きな理由です。

 

同時に永久歯が生えてくるスペースを確保する目的もあるため、子供が夜中にギリギリと歯ぎしりしていても心配する必要はないでしょう。

 

しかし、歯ぎしりの症状が酷いのに加えて、扁桃腺が肥大化しているといびきをかきやすくなります。

 

子供に限った話ではないものの、扁桃腺とアデノイドが肥大することで上気道が塞がれ、呼吸がスムーズにできなくなって睡眠中にいびきや無呼吸が見られるようになるのです。

 

それに、歯ぎしりやいびきが酷い人は睡眠の質が低下している可能性が高く、放置していると寝不足の原因となります。

 

「きちんと睡眠時間を確保しているのに眠い・・・」という状態に陥りやすく、集中力や判断力が低下したりと様々な弊害があるので改善を試みた方が良いでしょう。

 

扁桃腺に関しては腫れや炎症といった症状が引き起こされるのは子供が多く、大人の場合は特に気にする必要はありません。

 

ただし、「お酒を毎日のように飲んでいる」「タバコを吸っている」「刺激の強い食べ物を食べている」という人は扁桃腺がダメージを受けやすく、扁桃腺の腫れが引き起こされやすくなります。

 

初期段階ならばイソジン+ぬるま湯でうがいをすれば自然治癒も可能ですが、痛みが酷かったり発熱している場合は早めに病院を受診するべきです。

 

自己判断での対処で症状の悪化に繋がるかもしれないので注意しましょう。

 

 

 

 


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