歯ぎしりとボツリヌス

 

 

歯ぎしりとボツリヌスについて

ボツリヌス毒素には、神経の組織の作用を抑え異常な筋肉運動を緩和させる作用があり、注射によって体内に注入することで、関節痛を和らげたり筋肉の張りを緩和させたりと、様々な効果が期待できます。

 

実際にボツリヌス注射は、数多くの病院で採用されている治療で、実は歯ぎしりの症状も和らげることができるのです。

 

日本では以前は歯科医師法の関係によって、歯科医がボツリヌス治療を行うことはできなかったのですが、現在では顎の筋肉だけについてはこの毒素を入手することが可能になりました。

 

欧米では以前から歯ぎしりの治療としてボツリヌスが採用されており、歯ぎしりや食いしばりといった症状が緩和され、個人によっては消失することも十分にあり得るでしょう。

 

歯ぎしりによって引き起こされていた歯へのダメージを軽減させられますし、顎に大きな力が加わる心配もないので、頭痛の改善にも繋がります。

 

ボツリヌス毒素を使った治療はボトックス注射と呼ばれており、医師の指示に従って治療を進めていくだけで、不快な歯ぎしりの症状を和らげて快眠を得られるというわけです。

 

毒素と聞いて、「体内に入れても副作用は引き起こされないのか?」という疑問を抱える方はいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、ボトックス中はボツリヌス菌そのものを体内に注入していくというわけではなく、きちんと人工的に加工されているので、感染する危険性は全くないというわけです。

 

わが国日本だけではなく、ボトックス注射は世界で80ヶ国以上で認められている治療なので、歯ぎしりの症状を抑える選択肢の一つとして、クリニックで施術を受けてみるのは良いと説明できます。

 

ボツリヌス注射を用いて直ぐに歯ぎしりが消失するわけではありませんが、マウスピースも併用して歯や顎へのダメージを防いでいれば、身体全体の不調に繋がるということはないのです。

 

とは言え、軽度の歯ぎしりの症状の方にボツリヌス注射が勧められるということは基本的にないですし、元々は斜視や痙攣を治すために筋肉の緊張を解すのが目的でした。

 

歯ぎしりのダメージによって顎関節症を患い、口を開けにくくなってしまったという方には適した治療なのですが、軽度の状態の方はここまで大袈裟な治療を行わなくても良いのです。

 

医療行為である以上、何かしらのリスクが生じることは間違いないですし、歯ぎしりは過度のストレスによって生じていると考えられております。

 

そのため、病院での治療に全てを捧げるのではなく、自宅でストレスを解消してリフレッシュし、歯ぎしりが引き起こされないような日常生活を送れるように努力してみてください。

 

 

 

 


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