歯ぎしりが原因の歯周病

 

 

歯ぎしりが原因の歯周病について

歯周病とは、歯肉炎や歯周炎の総称のことを指しており、私たちの歯を支えている歯周組織の病気のことで、15歳以上の約32%がこの病気を患っているというデータがあります。

 

簡単に説明すると、歯そのものではなく歯を支えている歯茎や歯槽骨に炎症が引き起こされる状態で、基本的に日々のブラッシング不足が原因で生じるのです。

 

歯磨きを十分に行っていないと、歯と歯の間に歯垢が溜まり、細菌の繁殖を促して歯周病の原因となるものの、歯ぎしりもその原因の一つなので注意しなければなりません。

 

寝ている時に歯ぎしりをしていたからといって、歯周病の直接的な原因になるというわけではありませんが、進行を早めて重症化しやすいという特徴があります。

 

歯ぎしりは無意識のうちに「ガリガリ」や「ギリギリ」という音を立ててしまう症状で、歯だけではなく歯茎といった歯周組織にも大きな負荷をかけているのです。

 

歯周病を患っていると、ただでさえ炎症が引き起こされているので、歯ぎしりが原因で歯槽骨に強い力が加わり、歯を失う大きな原因となってしまうでしょう。

 

また、歯ぎしりだけではなく、口呼吸をしているという方も、歯周病が悪化しやすいので十分に注意が必要となります。

 

口呼吸と歯周病には特に関係性がないと考えるかもしれませんが、口の中が乾燥することによって細菌の繁殖を抑えている唾液の量が減少し、歯茎の抵抗力が弱まるのです。

 

抵抗力が弱まれば炎症が引き起こされやすくなり、歯周病の症状も自然と悪化していくので、鼻づまりで口呼吸が中心の方は、注意しなければなりません。

 

実際に、アレルギー性鼻炎で悩まされている方は、口呼吸が中心となることによって歯周病の原因となるので、きちんと耳鼻科で対策を練った方が良いと説明できます。

 

このように、歯ぎしりや口呼吸といった何気ない癖が原因で歯周病を悪化させ、歯が揺れて食べ物を噛むことができなくなり、最終的には抜け落ちてしまうこともあるので、軽視してはいけないのです。

 

とは言え、歯ぎしりは睡眠中に無意識のうちに繰り返される症状なので、決定的な治療法は未だに考えられておりませんし、歯ぎしりを治すような薬も存在しないのが現状となっております。

 

しかし、肉体的な疲れが溜まっている時や、精神的なストレスが加わっている時に歯ぎしりは発生しやすいという特徴があるので、自分の生活習慣を今一度見直さなければならないのです。

 

歯ぎしりさえしなくなれば、歯周病が一気に進行するという心配はありませんし、歯を失うリスクを下げることができるでしょう。

 

それでも、毎日のブラッシングが不十分で、口の中を不潔な状態で保っていると、歯ぎしりに関係なく歯周病が引き起こされます。

 

そこで、歯周病の予防には毎日の丁寧なブラッシングが重要で、口内の細菌はバイオフィルムと呼ばれる薄い膜が貼り付いており、薬品ではあまり効き目がないため、歯磨きが欠かせないというわけです。

 

もし、歯垢が溜まって歯石が形成されると、歯ブラシを使った歯磨きだけでは除去できないので、歯科医院を受診してPMTC(歯石除去・歯面清掃)と呼ばれる施術を受けて、歯周病を予防してください。

 

 

 

 


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