歯ぎしりと副作用

 

 

歯ぎしりと副作用について

「君って寝ている時に歯ぎしりしているよね」と恋人や友人に指摘されたという方は多いはずです。

 

睡眠中に引き起こされる歯ぎしりは自分では気付きにくく、誰かに指摘されるケースがほとんどとなっております。

 

一般的に、ブラキシズム(口腔内悪習慣)とも呼ばれている歯ぎしりは精神的なストレスへの生体の防御反応と考えられており、仕事やプライベートでストレスを抱えている方が実に多いのです。

 

しかし、場合によっては医薬品の副作用として歯ぎしりが引き起こされることがあり、様々な因子が絡んでいる症状と言っても過言ではありません。

 

「○○○という薬を服用すると副作用によって歯ぎしりが引き起こされやすい」とは特に決まっていないものの、抗うつ薬を飲んでいる方が歯ぎしりで悩まされていることが多いと分かりました。

 

脳内の神経生理学的な環境を整えてうつ病や自律神経失調症といった精神的な疾患を治療する医薬品が抗うつ薬で、現在の日本では病院を受診すると以下のような抗うつ薬が処方されます。

 

 

・三環系抗うつ薬

・四環系抗うつ薬

・SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

・SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

・NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)

 

 

種類によって作用の仕方や薬の強さには違いがあるものの、医薬品の一種という点では変わりないので副作用のリスクがある点では一緒です。

 

「眠気」「口渇」「便秘」「集中力低下」「排尿障害」「胃腸障害」「頭痛」など薬によって異なる副作用があり、その影響で歯ぎしりが引き起こされても不思議ではありません。

 

抗うつ薬を処方してもらっている人は既に精神的なストレスを抱えているケースが多く、医薬品の副作用で更に身体的な症状が悪化し、ストレスが増幅するという負のスパイラルに陥ることはあります。

 

「歯ぎしり程度ならば放置していても大丈夫」と考えている方はいらっしゃいますが、放置していると歯が磨り減ったり歯周組織が損傷したりと、二次障害の危険性があるのです。

 

顎が痛んだり耳鳴りがしたりして熟睡できない原因となるので、歯ぎしりは放置しない方が良いでしょう。

 

もちろん、今の病気を治すことを一番に考えなければならないので、医薬品の副作用によって歯ぎしりが生じているのならば担当医に相談してみるべきです。

 

例えば、三環系の抗うつ薬といっても、アモキサピンやトリミプラミン、クロミプラミンやロフェプラミンなど様々な種類があるので、自分の体質に合った医薬品を処方してもらってください。

 

 

 

 


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