歯ぎしりの飲み薬について
「睡眠時の歯ぎしりを治す飲み薬は存在するの?」という疑問を抱えている方はいらっしゃいます。
確かに、自分の意識だけではどうにもできない症状なので、飲み薬を服用して治したいと考える方は多いはずです。
しかし、歯ぎしりの症状を直接的に抑えるような飲み薬は存在しておらず、基本的にはストレスを解消することでしか改善できません。
日常生活でストレスを溜め込み、そのストレスを上手く発散することができていないでいると、睡眠中に歯ぎしりといった症状が引き起こされ、歯や顎に大きなダメージが加わってしまいます。
そのため、医薬品で症状の緩和を目指していくのではなく、自分の生活習慣を見直して、ストレスを解消するような対策を打っていかなければならないというわけです。
とは言え、体質改善を図れる漢方薬の服用により、歯ぎしりの症状を抑えられると考えられており、自分の体質に合った漢方を服用していくのは一つの選択肢だと説明できます。
漢方薬でも直接的に歯ぎしりの症状を抑えられるというわけではありませんが、胃や心の不調によって血流が阻害され、その影響で歯ぎしりといった症状が睡眠中に生じている可能性は十分にあり得るのです。
歯ぎしりに効き目がある唯一の飲み薬は漢方薬だと言えるので、専門医や薬剤師に処方してもらった漢方を、用法と用量を守って服用していくのが良いでしょう。
「晶三仙(しょうさんせん)」や「平胃散(へいいさん)」といった漢方薬が効き目があると言われておりますが、自分の判断で服用しても意味がないのです。
自分の体質に合った漢方を服用しなければ、安全に歯ぎしりの症状を抑えていくことはできないため、ドラッグストアなどで購入するのはあまり適していないと説明できます。
それに、上記でも説明したように、歯ぎしりの症状を直接的に抑えられるというわけではないので、あくまでもサポート的な役割として服用していかなければなりません。
どちらにしても、無意識のうちに歯を噛み締めたりギリギリと擦り合わせたりする歯ぎしりを放置していると、顎に大きな負荷が掛かって顎関節症の大きな原因となりますし、歯周病や虫歯の症状が悪化することもあります。
歯茎や身体にも悪い影響が引き起こされることは決して少なくないので、「ただの歯ぎしり」と甘く考えるのではなく、根本的に改善していけるような対策を打たなければならないというわけです。
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