歯ぎしりと飲酒

 

 

歯ぎしりと飲酒について

歯ぎしりが引き起こされるメカニズムは完全に分かっていないものの、飲酒のよって生じやすいというデータがあります。

 

全ての人に該当するというわけではありませんが、あまりにも過度の飲酒をしているという方は、寝ている時に歯ぎしりが引き起こされやすいのです。

 

実は、歯ぎしりは眠りが浅い時に生じることが多く、どんな人間でも深い眠りのノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を交互に繰り返しております。

 

深い眠りに入っている時は筋肉の動きは抑制されており、眠りが浅くなっていくにつれてその抑制がとかれ、顎の筋肉が働くようになって歯ぎしりが生じるという仕組みです。

 

基本的に、健康な方でも睡眠中の歯ぎしりが引き起こされることはあるものの、長くても15分間程度ですし、これだけの短い時間では歯や顎には大きなダメージは引き起こされません。

 

一方で、精神的なストレスを受けていたり、過度の飲酒で眠りが浅い状態に陥っているという方は、一晩の間で40分間以上も歯ぎしりをすることが分かっており、毎日のように続けば身体に良くない影響が生じます。

 

「お酒を飲めば心地良く眠れるのでは?」という疑問を抱える方はいらっしゃるのではないでしょうか。

 

確かに、適度なアルコールの量であれば、快眠を導いてくれることもあるのですが、飲酒をし過ぎると寝つきは良くなるものの睡眠の質自体は低下してしまうため、夜中に何度も起きてしまうという状態に陥るのです。

 

寝つきが良くても、質が低下しては全く意味がないため、日頃の疲れをしっかりと取ったり、歯ぎしりを発生させないためにも、就寝前のアルコールの摂取はできる限り控えた方が良いと説明できます。

 

とは言え、ほとんどの場合で歯ぎしりは精神的なストレスが関与していると考えられており、日常生活でストレスを上手く発散させることができないという方ほど、悩まされやすくなっているのです。

 

そのため、適度の飲酒でストレスを発散できるというのであれば、飲み過ぎない程度に飲むのは歯ぎしりを抑えるための一つの選択肢ですし、快適な生活を送るためのポイントかもしれません。

 

嗜好品を無理しすぎてストレスが加わっていては意味がないですし、「酒は百薬の長」ということわざの通り、量さえ間違わなければアルコールは身体に良い飲み物なのです。

 

ビールや日本酒、焼酎などお酒には色々な種類があるのですが、適量を心掛けていれば健康にプラスに働き、寿命を延長させる効果もあると疫学的研究で認められているので、お酒と上手に付き合っていけるように努力してみてください。

 

 

 

 


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