歯ぎしりの時間帯

 

 

歯ぎしりの時間帯について

個人によって引き起こされる歯ぎしりの症状には違いが生じているものの、基本的には眠りの浅い時間帯に生じると考えられております。

 

睡眠中にカチカチやギリギリと歯を食いしばったり噛み締めたりするのが歯ぎしりで、熟睡している時間帯には発現しないのが大きな特徴です。

 

そのため、「熟睡できるように睡眠の質を高めていれば歯ぎしりは発生しないのではないか?」と考える方がいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、どんなに健康な方でも人間の睡眠のサイクルは浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠の2種類に分かれており、大よそ1時間半周期で入れ替わるという特徴があります。

 

最初に寝入ってから3時間は身体の疲れを取るためにノンレム睡眠が多く、その後は90分間隔でレム睡眠とノンレム睡眠が繰り返され、レム睡眠の時間帯に歯ぎしりが発生しやすくなるのです。

 

つまり、誰でもレム睡眠の時間帯は存在しますし、生理現象の一つとして歯ぎしりが引き起こされることもあるため、あまり神経質になって考える必要はないでしょう。

 

それでも、歯ぎしりをしている時間帯が長い人ほど危険性が高いと考えられており、熟睡できないだけではなく歯が欠けたり顎関節症といった病気が引き起こされたりします。

 

歯ぎしりの放置によって歯周病が悪化したり、詰め物やインプラントが破損したりというケースも少なくないため、歯ぎしりを指摘された方は早めに対処するべきです。

 

「家族や友人から歯ぎしりを指摘された」「起床時に顎に強張りを感じる」「食事の際に口を開けにくい」「歯の内側の歯肉に骨が盛り上がった部分がある」という人は、睡眠中に歯ぎしりが生じていると自覚した方が良いかもしれません。

 

歯ぎしりしている時間が短かったとしても、1回の睡眠で何回も歯ぎしりをしていると合計の時間帯は当然のように長くなるため、何かしらの対処をしなければならないという点では一緒です。

 

また、眠っている時間帯だけではなく、日中に食いしばりがクセになっている方は意外と多く、過度のストレスや緊張といった理由が考えられます。

 

睡眠時の歯ぎしりのように大きな力が加わることはないものの、歯ぎしりをしている点では変わりありませんし、歯へのダメージは毎日の生活で少しずつ蓄積されていくのです。

 

そのため、日中に食いしばりを感じたら肩の力を抜いてリラックスし、顎をダランと下げて歯を噛み合わせないような対策を練って歯ぎしりを予防してみてください。

 

 

 

 


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