病気が原因の歯ぎしり

 

 

病気が原因の歯ぎしりについて

歯ぎしりは基本的に強い不安やストレスを抱えていると、睡眠中に発生しやすいと考えられており、カチカチと歯を鳴らしたりギリギリと音を立てたりと、睡眠時ブラキシズムと呼ばれる病気として捉えられております。

 

詳しいメカニズムに関しては分かっていないものの、子供の場合は10%〜20%、成人の場合は5%〜8%と、歯ぎしりによる不快な雑音を自覚しているのです。

 

この歯ぎしりは単純に過度のストレスが原因というわけではなく、他の身体の病気が引き金になっていることもあるので注意しなければなりません。

 

現在注目されているのは、体内の胃液が逆流し、胸焼けといった症状を引き起こす逆流性食道炎という病気と歯ぎしりの関係性で、この病気を患っているという方は歯ぎしりの症状が引き起こされやすいと考えられております。

 

逆流性食道炎を患っている患者さんは、寝ている時に胃酸が逆流してきてしまうため、その状態を防ぐために歯ぎしりが起こっていると考えられるのです。

 

どちらにしても、この病気を放置していると、夜にぐっすりと眠れなくなったり、気分が優れなくなって仕事や日常生活に支障を来たす原因となるので、病院できちんと治療を施した方が良いでしょう。

 

逆流性食道炎の治療薬であるプロトンポンプ阻害剤(PPI)を服用することにより、同時に歯ぎしりや噛み締めの症状も改善されるみたいなので、一石二鳥だと言えます。

 

また、メタボリックシンドロームを患っている方に多く、睡眠中に10秒間以上に渡って呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群という病気も、歯ぎしりの原因だと考えられているのです。

 

アメリカのスタンフォード大学で実施された研究によると、睡眠時無呼吸症候群を患っている人の約7割が歯ぎしりに悩まされているというデータが出ているので、深く関わっていることは間違いありません。

 

睡眠中に何度も呼吸が止まるということで熟眠感を得ることができないですし、起床時の頭痛や集中力の低下を引き起こし、日常生活に支障を来たす原因となるので、睡眠時無呼吸症候群もきちんと対処していかなければならないのです。

 

自分では呼吸が止まっているかどうか確認するのは難しいものの、病院を受診することによって、呼吸センサーと体内の酸素濃度を調べる検査を受けることができます。

 

寝ている間に窒息をするという可能性は決してゼロではありませんし、寿命を大幅に縮める原因となってしまうので、歯ぎしりを改善するためにも睡眠時無呼吸症候群を治療していきましょう。

 

以上のように、身体に何かしらの病気が引き起こされていることが原因で、歯ぎしりが睡眠中に生じていることもあると頭に入れておくべきです。

 

もちろん、歯ぎしり自体も歯や顎に大きな負荷が関わる行為であり、虫歯や歯周病といった歯の病気の悪化を早める原因だと考えられているので、防止するためにできることを自宅で試してみてください。

 

 

 

 


「日常生活が原因の歯ぎしり」に関するページ