歯ぎしりと眼精疲労

 

 

歯ぎしりと眼精疲労について

目を酷使するパソコン作業などを長時間に渡って行っていると眼精疲労を患うことがあり、「目が痛む」「目が霞む」「充血」「眩しさ」といった症状を伴います。

 

この眼精疲労と睡眠中に引き起こされる歯ぎしりには関係性がないと思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

確かに、眼精疲労が原因で歯ぎしりが引き起こされることも、歯ぎしりが原因で眼精疲労が引き起こされることもないのです。

 

しかし、両者の症状は精神的なストレスと大きく関わっており、日常生活の中でストレスを溜め込んでいる人は二つの症状が同時にあらわれることがあります。

 

睡眠中の歯ぎしりとストレスに関係性があるのかどうか調べるために、100人を対象に筋電図を使って実施された研究では、「ストレスによって歯ぎしりをしていると感じている人ほど歯ぎしりが強かった」「歯ぎしりをしているけどストレスを抱え込んでいない人もいた」という結果になりました。

 

つまり、直接的にストレスが引き金となっていないケースもありますが、欲求不満や心が落ち着かない時に、その発散のために歯を磨り減らしたり揺らしたりという歯ぎしりを引き起こしている人が多いのは事実です。

 

一方で、眼精疲労も目の酷使だけではなく、栄養不足やストレスなど毎日の生活習慣が密接に関わっていると考えられており、疲れ目とは違って睡眠をとっても回復しません。

 

眼精疲労が慢性化している人は、エネルギー不足や栄養不足によって生じる「気血両虚タイプ」、目が乾く人は「肝腎陰虚タイプ」、充血しやすい人は「陰虚火旺タイプ」に分けられます。

 

中でも、気血両虚(きけつりょうきょ)タイプの人が多く、眼精疲労が続くということは心も身体も疲れているサインなので、ストレスの解消にも焦点を当てなければならないのです。

 

以上のように、精神的なストレスを溜め込み、そのストレスを普段の生活で上手く発散できていないと歯ぎしりや眼精疲労といった不快な症状に繋がりやすくなります。

 

特に、歯ぎしりは歯に対する影響だけではなく、全身の筋肉や神経に悪影響を及ぼすことが分かっており、睡眠時間を長くとっても疲れを回復させられないのです。

 

それに加えて眼精疲労による疲れが重なれば日常生活にも支障が出やすいため、どちらの症状も放置せずに適切な対処を練らなければならないのです。

 

自力での克服が難しいケースも十分にあるので、歯ぎしりは歯科医院、眼精疲労は眼科を受診し、今の自分に適した治療を医師の指示に従って施すようにしてください。

 

 

 

 


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